ネオコンの重鎮がトランプ氏のイラン攻撃を批判 ─ トランプ氏はネオコンではなく、ネオコンと戦っている

2026.04.03

ロバート・ケーガン氏(画像:"SRL-kagan-booktalk-66" by societyfortheruleoflaw is licensed under CC BY 2.0.)

 

《ニュース》

イラク戦争やNATO(北大西洋条約機構)の拡大を熱烈に支持するなど、介入主義的な外交政策で知られる「新保守主義(ネオコンサバティズム)」の重鎮ロバート・ケーガン氏が、トランプ米政権のイラン攻撃を非難し、波紋が広がっています。トランプ氏のイラン攻撃について"ネオコン的"と批判する向きもある中、実際にはネオコンとの違いが鮮明となっています。

《詳細》

ネオコンの重鎮で、外交政策アナリストのロバート・ケーガン氏は、米アトランティック誌の寄稿の中で、イラン攻撃を非難し、「アメリカは今やならず者の超大国」だという自説を展開しました(3月30日付電子版)。

ケーガン氏は、イラン攻撃がロシアと中国の拡大を招き、世界の多極化と分断を招くとしています。

同盟国の間で反米感情が高まり、アメリカの孤立を招いたとして、「イラン戦争は『アメリカ・ファースト』型の介入であり、地域や世界への潜在的な影響について全く考慮されていないように見える」と主張しました。

また、トランプ氏によって、かつてのイラク戦争時のように「大国アメリカ」が"世界秩序を守る"時代は終焉し、「ならず者国家アメリカ」という超大国が生まれたと強調。「トランプ政権よりも、習近平政権下の中国のほうが信頼できる」とする調査を紹介しました。

しかし、ネオコンはこれまで、「武力を使ってでも、中東などの独裁国家を倒して民主主義国家に変えるべき」という好戦論を広げ、泥沼のイラク戦争やロシアとの対決などにアメリカを引きずり込んできました。

そのため、「アメリカ・ファースト」を掲げる"孤立主義者"とも見られていたトランプ氏が、「突然ネオコンにそそのかされて、イランやベネズエラへの介入を行った」と批判する声もありました。

しかし、ネオコンの大物が、イラン攻撃に異を唱えたことで、トランプ氏が「ネオコン化して」攻撃を決断したわけではないことが明らかとなりました。

《どう見るか》

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タグ: 分断  NATO  トランプ  共産主義  新保守主義  ネオコン  イラク戦争  イラン  ベネズエラ 

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