米国によるマドゥロ大統領逮捕劇に、衝撃走る中国【澁谷司──中国包囲網の現在地】
2026.01.19
アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師
澁谷 司
(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。
2026年1月3日、米国はベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を拘束した。その数時間前には、中国当局者がマドゥロ氏と会談したばかりで、北京は大きな衝撃を受けたに違いない(*1)。
中国との会談直後に拘束されたマドゥロ大統領
同日午後7時30分、マドゥロ氏は、中国のラテンアメリカ担当代表の邱小琪(きゅう・しょうき)との会談を行い、非常に有意義だったと称賛する内容をテレグラムに投稿した。
そして、中国とベネズエラの強固な絆と友情は「時の試練に耐える関係」にあると表明し、両国は多極化・平和的発展を目指す世界に向けた戦略的関係構築の約束を強調した。
これは、マドゥロ氏が米陸軍「デルタ・フォース」に逮捕される直前の最後の公的活動だった。その後まもなく、米軍はベネズエラの首都カラカスをF-22やF-35等、およそ150機で空爆した。
(*1)2026年1月4日付中国瞭望
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