HSU 神様の学問 [第16回] - カント哲学の功罪 ─理性を超えて悟性の時代へ─
2025.09.29
2025年11月号記事
HSU 神様の学問
入門編
ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)の教師陣があるべき学問の姿について語る新シリーズ
第16回
カント哲学の功罪
─理性を超えて悟性の時代へ─
伊藤 淳
(いとう・じゅん)1962年生まれ。2001年東洋大学大学院博士課程修了。博士(文学)。著述家。著書に『言葉は、なぜ現実を変える力があるのか』(きこ書房)がある。現在、幸福の科学世田谷支部職員兼ハッピー・サイエンス・ユニバーシティプロフェッサー。
近現代の学問の流れに影響を与えたドイツの哲学者イマヌエル・カント。彼の思想の功績について、主なものを三つ挙げましょう。
第一に近現代人にも納得できる普遍的な道徳基準を樹立したこと、具体的には、「そのルールを万人に適用しても大丈夫であるか」というものです。一見分かりにくい宗教の教義の是非であっても、この基準を使えば一目瞭然です。例えば、イスラム諸国では、女性の人権を著しく制限する法がありますが、それを世界に広めたら人類は封建時代に逆戻りしてしまいます。
Book
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内
YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画