鹿島建設がコスト増加で洋上風力計画から離脱 ─ 政府主導の強引な再エネ推進は見直すべき

2025.08.23

《ニュース》

三菱商事などが千葉県などで進めていた洋上風力発電所の建設計画で、洋上での工事を担当する予定だった鹿島建設が離脱したことを各紙が報じました。

《詳細》

この洋上風力事業は、三菱商事と中部電力を軸とする企業連合が進めてきたもので、秋田県の男鹿市沖、由利本荘市沖、千葉県銚子市沖の3つの海域に洋上風力発電の風車を、計134基建設し、2028~30年に随時着工して、52年まで操業する計画を立てていました。

しかし、2月の時点で資材や人件費の高騰、金利の上昇などを理由に建設費用が想定より膨らみ、採算の確保が難しくなったとして事業性の再評価を進めると発表。千葉県沖の事業は1月に着工する予定でしたが、延期になっていました。銚子市は洋上風力の整備に伴う固定資産税の収入を見込んでおり、3月には事業の遅延や撤退を防ぐための対応を経済産業相に要望していました。

鹿島建設はオランダのバンオード社と共に洋上工事を請け負う方向で、工事の契約締結の準備作業を進めていましたが、作業を中断し、調査費用を精算したことを23日付日経新聞が報じました。鹿島の離脱により、3つの洋上風力発電所の建設計画は修正が不可避となっています。

《どう見るか》

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タグ: 鹿島建設  コスト  再エネ  高騰  洋上風力発電所  風力発電  電気料金 

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