左翼史観の石破首相が「戦後80年談話」を見送りで、保守派は安堵 ─ 「大戦検証の見解」を発出する別案に嫌な予感
2025.08.02
《ニュース》
石破首相がこだわってきた戦後80年の節目となる今月15日の終戦の日に、「首相談話」を見送る意向を固めたと、各紙が報じました。
《詳細》
これまで戦後の節目の年になると、首相が閣議決定を伴う「談話」を発してきました。戦後50年は村山元首相、60年は小泉元首相、70年は安倍元首相でした。石破首相は「80年は一つの区切りだ。今までの談話の積み重ねを踏まえながら、適切に判断することが大事だ」と述べ、閣議決定を経ない、「首相個人のメッセージ」を発する意向を示してきました。
しかし足元では、参院選の大敗で、自民党内で倒閣運動が起きています。石破首相は続投理由の一つとして、「何らかのメッセージを発信したい思惑がある」と見られており、もし「安倍談話を左派色が強い内容に上書き」すれば、保守派はさらに紛糾しかねません。そのため、石破首相が閣議決定を通さない「個人の見解」を出すことも、警戒されていました。
石破首相は党内情勢などを踏まえて談話を見送る方針ですが、「先の大戦を巡って次の節目となる、日本が降伏文書に調印し(て戦争が正式に終結し)た9月2日に、何らかの見解などを出す案が出ている」とも報道されています(1日付読売新聞電子版など)。
《どう見るか》
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内
YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画