対中強硬派で「日本の防衛力の抜本的強化」を唱えるコルビー氏が米国防次官に起用へ 日本は「自主防衛」の覚悟を決める時
2024.12.25
《ニュース》
トランプ次期米大統領は22日、国防次官(政策担当)にエルブリッジ・コルビー氏を指名すると発表しました。
《詳細》
国防次官は米国防総省のナンバー3の役職です。第一次トランプ政権で国防次官補代理を務めたコルビー氏は、対中強硬派として知られ、中国の覇権拡大を阻止する「拒否戦略」を唱え、中国抑止のためにアメリカの資源をアジアに集中させるべきだと主張しています。
トランプ氏は声明で、「アメリカ・ファーストの外交・国防政策の支持者として名高いコルビー氏は、国防長官に指名されているピート・ヘグセス氏と緊密に連携し、我々の軍事力を修復し、私の政策である『力による平和』を実現するだろう」と述べています。
また、コルビー氏は同盟国に防衛力強化を求めており、日本に対しても、防衛費を国内総生産(GDP)比で「3%程度」に引き上げるべきだとしています。
国防長官に指名された元FOXニュース司会者のヘグセス氏、副長官に指名された実業家のスティーブン・ファインバーグ氏は、ともに国防の専門家ではないため、政策立案に際してはコルビー氏が影響力を持つ可能性があると見られています。
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