米下院でトランスジェンダー女性に女性トイレ使用を認めず、議長は聖書の教えを挙げ「男性は女性になれない」 米では既に逆転現象、日本の最高裁も見習えば

2024.11.26

《ニュース》

11月の米下院選で初めて、生まれつきの性別は男性、性自認が女性のトランスジェンダーであるサラ・マクブライド氏が当選したことを受け、共和党のナンシー・メース下院議員が、トランスジェンダー女性が連邦議会議事堂の女性専用スペースの利用を制限する決議案を提出しました。下院議長のマイク・ジョンソン氏は、この決議案を支持するといいます。

《詳細》

施設の管理権限を持ち、トイレの使用に関する方針を提示する権限を持つ下院議長のジョンソン氏は20日、「特定の性に割り当てられたすべての施設の使用は、生物学的な性に基づくもの」であるべきと表明。議員部屋に個別のトイレがあり、議会内にも男女共用トイレがあることを挙げ、トランスジェンダー女性が、女性用トイレを使用することは認めないと語りました。

ジョンソン氏は19日、記者団に対して「男性は男性で、女性は女性だ。男性は女性になることはできない」として、「このことは、聖書の教えである」と述べていました。

決議案を提出したメース氏は共和党の穏健派で、同性婚を支持している一方、トイレ使用については「トランス女性であろうとなかろうと、男性器を持つならば、女性用トイレに入ってほしくない」と話しており、今後は、連邦政府の敷地内や政府が出資する学校で同様の措置を取る法案も準備しているといいます。

この決定を受け、民主党議員からは「差別」との声も上がりましたが、マクブライド氏自身は、ジョンソン氏が定める規則には「たとえ同意できないとしても」従う、とのコメントを表明しています。

《どう見るか》

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タグ: 聖書  生物学的男性  同性婚  女性トイレ  米下院議会  性自認  トランスジェンダー  憑依  サラ・マクブライド  権利 

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