【参院岩手補選】幸福実現党・松島ひろのり氏「国や国民のために命を懸けるのが政治家。岩手から、若者が夢や希望を持てる政治、新しい日本を創っていく」
2024.10.10
生まれ育った盛岡市内で第一声を上げる松島氏(右)。左から、応援に駆け付けた、幸福実現党の岩手県紫波町議の高橋敬子氏、釈量子党首。
参院岩手選挙区の補欠選挙が10日告示され、17日間の選挙戦がスタートした。前参院議員の不祥事により自民党が候補者の擁立を見送る中、5人が立候補し、各地で第一声を行った。
5人は届け出順で、参政党職員の吉田利也氏(48)、政治団体代表の小田々豊氏(69)、幸福実現党総務会長の松島弘典氏(67)、立憲民主党の元県議で元職の木戸口英司氏(61)、元滝沢市議で無所属の田中亜弓氏(53)。
幸福実現党の松島弘典(まつしま・ひろのり)氏は10日午前、生まれ育った盛岡市内で第一声。政策の柱として、「小さな政府、安い税金」、「国防の大切さ」を掲げ、また、「本当の幸福とは何か」、「次の世代に残していく政治とはどうあるべきか」について語った(【関連記事】松島弘典氏の出馬表明)。
(松島ひろのり公式X https://x.com/matsushima_hiro)
松島さんは「嘘がつけない男」。これが今の政治の世界に、一番求められていること
第一声に先立ち、応援にかけつけた釈量子党首が演説。
「松島さんは一言で言ったら、『嘘がつけない男』。本当に素直で、徳があり、優しい方。この松島さんの徳の姿、真面目で嘘をつかない。これが今の政治の世界に、一番求められていることではないでしょうか。ぜひ、松島さんを国政に送り出していただきたい。この政治不信が頂点にまで極まった今、嘘のない清潔な政治を実現するために、ぜひとも皆様に、もう一歩、もう二歩、もう三歩のお力をいただきたい」と語った。
立憲民主党と自民党のどちらの系列の業界を保護するか。こんな選挙をやっているから、若者たちが政治に、未来に関心を持てなくなっている
第一声でマイクを握った松島氏は、15年前に幸福実現党が立党した2009年当時、マスコミをはじめ多くの政治家が、自民党から、現在の立憲民主党の源流にあたる民主党への「政権交代」を叫んだ結果、政権交代が実現したものの、その後、日本の経済や国防がガタガタになっていったことを念頭に、中身を伴わない「政権交代」というだけの選挙ではいけないと一刀両断。
また、投票率がどんどん下がっている選挙の現状について、こう指摘した。
「魅力のない選挙が続いています。なぜなら、同じ大きな政府で、税金をどう使うかの配分ばかりを言っていて、(立憲)民主党さんは民主党さん系列の業界を保護するほうに走り、自民党さんは自民党さん系列の業界を保護する。保護する団体が違うだけで、こんなばからしい選挙をやっているから、選挙がつまらなくて、政治がつまらなくて、若者たちが政治に関心を持てなくなって、同時に、日本の未来に関心を持てなくなっている。
愛国心のある若者、日本人の青年は、世界でも下から数えて何番目かです。自分の国を愛せない若者をつくるということが、どれほど私たち大人の世代が悪いことをしたか、罪なことをしたのか、これはやはり、問うていかなければいけないことだと思います」
税金・社会保障を合わせると「五公五民」。1300兆円の借金を若い人に残す罪な政治を見直す。立憲民主党の幹事長は「消費税25%」を公言している
次に、松島氏は、政府が国民からどんどん税金を集めて、権力を増していき、国民が知らないうちに使い道が決められている現状について、こう言及した。
「見えない税金が、私たちの知らない間にどんどん増えて、今では税金、社会保障も合わせると50%、五公五民というところまで来ているんです。若い人たちは、1300兆円の借金を、自分たちが抱えるんだなと思っている。本当に若い人たちにとって罪な政治を私たちの世代、やってきているんです。
野田さん、立憲民主党の新代表に選ばれました。そのナンバー2の幹事長に据えたのは、小川前政調会長です。彼は『消費税25%』とずっと公言している方です。(このままだと)本当に消費税上がりますよ。実際に、野田さんは総理の時に、3党合意で、消費税を5%から10%に上げた方です。消費税で本当に苦しむのは誰ですか。若い人たちです」
3つの核保有国に囲まれているのに、この危機をなぜ国会でもっと議論しないのか
また、松島氏は、迫る日本の国防の危機について、次のように語った。
「私たちは豊かな日本を、ワンゼネレーション前の父・母の代から、さらにおじいちゃん、おばあちゃん、戦後、大変な中を、これだけ豊かにして、安全な国にしてもらって、受け取ってきた。
でも今、北朝鮮はアメリカまで届くミサイルつくっています。核ミサイルです。中国も持っています。それに加えて、(前首相の)岸田さんはロシアまで敵に回した。すぐにウクライナ支援を表明した。ロシアも世界最大の核保有国です。全部、日本の西側にある国々は核保有国なんです。そして、日本に友好な国じゃないんです。これをなぜ国会でもっと議論しないんですか」
小学生時代に自宅から20分の原敬の生家を訪れ、「これが政治なんだ」と感じた。国や国民のために命を懸けるのが政治家
そして最後に、こう締め括った。
「岩手県は、政治的に言えば、議員の輩出県です。明治維新で賊軍になった岩手県で、なぜこれだけ総理が生まれるのか、原敬さんをはじめ、暗殺されたり、A級戦犯で亡くなったり、5人の総理のうち3人が非業な死を遂げている。
そういうことが、国のために、国民のためにやることが政治家なんだと、私、原敬さんの生家の20分ぐらいのところで生まれたので、小学校の時に訪れて、『あっ、これが政治なんだな』と感じました。
岩手の皆様であれば、どういう政治を行えばいいのかということが、必ず分かっていただけると、心から確信し、岩手から新しい日本をつくっていくため、若者に夢を、希望を持ってもらうための、そういう政治を行ってまいりたいと思っています」
裏金は論外だが、既存の政治家・政党は、選挙で勝つためにバラマキや党利党略で借金を膨らませ続け、その代償を国民に負わせている。そればかりか、大切な国防を疎かにして、盲目的な欧米追随の外交によって、気がつけば、日本は3つの核保有国に囲まれるという極めて危険な状況に陥っている。
参院岩手補選と同じ10月27日に衆院選の投開票が行われることになったが、混沌とする国際社会の中で、今後の日本の進むべき道を決める有権者の一票は、極めて大きな意味を持つことになる。
【関連サイト】
松島ひろのり公式X
幸福実現党
【関連書籍】
『幸福実現党 立党の原点』
幸福実現党 編 幸福実現党刊
【関連記事】
2024年9月25日付本欄 参院岩手選挙区補選 幸福実現党の松島弘典・総務会長が出馬表明 「小さな政府、安い税金」「バラマキは増税のもと」 不祥事が続く政治の世界で、神仏を信じる「宗教政治家」はウソをつかない
https://the-liberty.com/article/21693/
2024年8月31日付本欄 際限のないバラマキに「待った!」 幸福実現党が「小さな政府・安い税金」議連を立ち上げ 政府の仕事の減量、減税、規制撤廃で「自由の創設」を目指す
https://the-liberty.com/article/21643/
2024年9月9日付本欄 幸福実現党が台湾の立法院で「台湾関係法 試案」を発表 「日本と台湾は『自由、民主、信仰』の価値観を共有し、普遍の価値を守り抜くパートナーである」と宣言
https://the-liberty.com/article/21656/
2023年11月18日付本欄 台湾で肌で感じた、幸福実現党が掲げる「自由・民主・信仰」への大きな期待 【日台友好議連・台湾視察/特別ゲスト講演会レポート】
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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