女川原発が10月29日に原子炉を起動、東日本の原発で震災後初 電気代高騰対策は「補助金」でごまかさず原発再稼動を進めるべき

2024.10.10

《ニュース》

東北電力が女川原子力発電所の2号機を、10月29日に起動する予定であると発表しました。東日本大震災後、東日本の原発で初めて再稼働することになります。

《詳細》

女川原発は、事故を起こした東京電力福島第一原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)です。震災以降、日本国内で再稼働している原発はいずれも加圧水型炉(PWR)と別の型式で、BWRの中では、女川原発2号機が、震災後に最初に再稼働する可能性が高いとして注目されていました。

女川原発は東日本大震災時、13メートルの津波に襲われながらも事故は起きず、敷地内の体育館が地元住民の避難先になっています。しかし、原子力規制委員会の審査に合格するまで13年間停止したままでした。2020年には地元の宮城県知事が再稼働に合意しましたが、その後も審査が長引き、再稼働は何度も延期されてきました。

宮城県の村井嘉浩知事は今年2月、「何度も延期しておりますので今度こそはしっかりと安全対策を万全にしたうえで再稼働していただきたい」「原発はベースロード電源で、電気代の高騰は国民の生活に直結する。まずは再稼働させながら、いざという時の備えをしっかりすることが大切だ」と語っていました。

東北電力は、女川原発の再稼働によって燃料代が月70億円ほど削減され、経常利益を400億円ほど押し上げる効果があると発表しています。東北電力の電気料金は既に原発再稼働を前提としたものになっていますが、財務が改善されれば、将来的に電気代を引き下げることができると期待されています。

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タグ: 電力不足  女川原発  電気代  高騰  化石燃料  震災  補助金 

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