迫りくるAIの支配に打ち克つ - Part 1

2024.08.29

2024年10月号記事

迫りくるAIの支配に打ち克つ

想像を超えるAIの進化を、甘く見てはならない。
しかし同時に、人間の持つ"潜在能力"の偉大さにも、気がつかなくてはならない。


contents

迫りくるAIの支配に打ち克つ - Part 1


ここに二つの俳句がある。このうち片方が松尾芭蕉の作で、もう片方がAIが作成した句である。

見送りの うしろや寂し 秋の風

病む人の うしろ姿や 秋の風

読者はこの区別が果たしてつくだろうか(答えは*1)。

北海道大学の教授らが開発した「AI一茶くん」は、歴史上の俳人などの50万もの俳句を学習し、その言葉を組み合わせることで、一日に100万句を生成できる。なかには一定数、人間が思わず情景を浮かべてしまうものも生まれる。プロの俳人さえ「AIと人間のどちらの作品か」の判別が難しいものもある。人間の作品と比べて、「言葉に引っ掛かりがない」「清らかで澄んでいる」などと講評される句もあるという(*2)。

(*1)正解は、前者が芭蕉の作。
(*2)川村秀憲、山下倫央、横山想一郎共著『人工知能が俳句を詠む』(オーム社)

※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。

 

次ページからのポイント(有料記事)

表情や会話記録、脳波まで分析して"おもてなし"?

千年経ってもAIには届かない世界がある

Interview ザ・リッツ・カールトン・ホテル元日本支社長に聞く / 高野登氏 AIに勝つ"感動"はどのように生まれるか

 

 

続きは2ページ目へ(有料記事)


タグ: 悟性  操作  仕事  分析  サービス  感情  高野登  洞察力  直観力  AI  2024年10月号記事  雇用    ChatGPT 

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら