台湾の漁船が中国海警に拿捕され、台湾が釈放を求める 台湾で起きることは日本でも起きるかもしれない

2024.07.05

金門島。

《ニュース》

台湾の離島である金門島の沖合で漁をしていた台湾の漁船がこのほど、中国の海洋警察に拿捕(だほ)され、台湾が反発しています。

《詳細》

台湾人2人、インドネシア人3人が乗る漁船「大進満88号」が2日午後8時14分ごろに、中国当局の立ち入り検査を受けたとの通報がありました。通報を受けた台湾の海洋委員会海巡署(日本の海上保安庁に相当)は、ただちに複数の巡視艇を派遣したものの、中国船に進路を阻まれました。そして、漁船は10時30分ごろ、中国の囲頭港に入港しました。

台湾当局によると、中国が主張する領海線から2.8海里(約5.2キロメートル)の海域で拿捕されたといいます。中国海警局の報道官は、「漁船が禁漁規定に違反し、禁漁海域で違法にトロール漁を行った」と非難していると、英BBCが報道しました。

拿捕された漁船のオーナーは、「当時は40~50隻の漁船が海に出ていた。なぜ私の船が狙われたのか分からない」「こんなことは一度もなかった。以前は、近づきすぎると追い払われるだけだった」などと話しています。

台湾の海巡署は、現場周辺は以前から、台湾と中国の漁船が共同で操業する水域だったと指摘し、釈放するよう強く求めています。

《どう見るか》

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タグ: 安全保障  金門島  海洋警察  漁船  拿捕  人民解放軍  台湾  尖閣諸島  領海  中国海警局 

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