TikTok運営会社の社員が記者の個人情報にアクセス 情報悪用のリスクが伴う中国製アプリの利用制限などの対応が必要

2022.12.24

画像:Eliseu Geisler / Shutterstock.com

《ニュース》

動画共有アプリ「TikTok」の運営を行っている中国企業「バイトダンス」の社員が、アメリカ人のジャーナリスト2人とその関係者らのデータに不正アクセスしていたことが22日、明らかになりました。

《詳細》

今年10月、米誌フォーブスは、「バイトダンス最高経営責任者(CEO)直属の監査・リスク管理責任者・ソン・イェ氏らのチームが、TikTokを使って特定の個人の位置情報を追跡することを計画している」とする記事を掲載しました。

米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、バイトダンスは、フォーブスの10月の報道についての調査を外部の法律事務所に依頼。一連の調査の中で、バイトダンスの従業員らの行動を監視するメンバー4人が、米誌フォーブスや英紙フィナンシャル・タイムズに在籍する記者らと、その関係者らの位置情報などの個人データを不正に入手し、フォーブスの報道の取材源の追跡を試みようとしたといいます。

なお、バイトダンスは、今回の不正アクセスを認めた上で、関与した社員を解雇したとしています。

アメリカでは、バイトダンスがTikTokのデータを中国政府に引き渡すことへの懸念などから「TikTok禁止法案」が議会に提出されているほか、12月19日に発表された包括的歳出法案には、「政府のスマートフォンでTikTokを使用することを禁止する条項」の予算が盛り込まれました。

《どう見るか》

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タグ: 利用制限  マイナンバー  TikTok  サイバー攻撃  不正アクセス  個人情報  リスク  中国製アプリ 

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