2023年1月号記事

あなたが地獄を感じた瞬間

「地獄の法」とは何か──

人間誰しも、「生き地獄」と感じる場面があるだろう。
それは本当に、地獄の世界と通じているかもしれない。

contents

豊田哲也さん(仮名)には、忘れられない体験がある。

20年くらい前、神奈川県の私鉄・相鉄線を利用した際、座席に座っていつものように本を開いた。ところがなぜか突然、「死にたい」という思いが込み上げ、日頃味わったことのないような憂鬱な気持ちになった。

(なぜいきなり、死にたいと思うのか? 最近何かあったか?)

思い当たる節は何もない。ふと横に座る女性が見えた。

(ん? あれは……!)

目に飛び込んできたのは、女性の手首にくっきり残る複数のリストカットの痕だった。

豊田さんは霊を感じやすいタイプである。女性のそばに自殺霊がいるのを感じ、「死にたいという思いが同通したのではないか」と振り返る。

悪霊と遭遇するエピソードは、テレビや映画でよくあるホラーの一種や、昔話のように思ってしまうかもしれない。

しかし実は、表立って話したがる人があまりいないだけで、たとえ科学が進歩したとしても、摩訶不思議な体験をする人は数多くいるのだ。

死んだ後に迷わないために

驚愕すべきは、大川隆法・幸福の科学総裁によれば、現代人の半数以上が地獄に堕ちているという事実である(*)。

あの世の世界など宗教的知識を持たなかったが故に、死後、耐え難い苦しみにあえぎ、悪霊となる人が増えている。逆に、天国に還れる人にとっては死後の世界は大いなる希望となるだろう。

本特集ではそうした世界を知る縁として、人生の途上で直面、あるいは見聞きする"生き地獄"の場面には、実は「目に見えない存在が影響している可能性」があることを、実例を通して紹介する。

(*)『あなたの知らない地獄の話。』

※文中の特に断りがない『 』内の書籍は、全て大川隆法・幸福の科学総裁著、幸福の科学出版刊。