資源、食糧大国を包囲・制裁することの愚かさ - ニュースのミカタ 1
2022.07.28
2022年9月号記事
ニュースのミカタ 1
経済
資源、食糧大国を包囲・制裁することの愚かさ
ロシア―ウクライナ戦争をめぐり、アメリカ、欧州連合(EU)、そして日本をはじめ37カ国が、ロシア産の化石燃料や食糧資源などの輸入を禁じ、ロシアを包囲しようとしています。
しかし、ロシアは天然ガスの輸出量が世界1位、原油が2位の資源大国。さらに小麦やトウモロコシなどの穀物生産量では世界4位の食糧大国でもあります。世界の供給網において重要な役割を果たすロシアを締め出したことで、逆に世界は深刻なインフレに苛まれています。
ロシア制裁で資源がない国が逆に干上がる
そもそも経済制裁は、日本のように資源や食糧を輸入に頼っている国に対して効力を発揮するもので、ロシアのような資源・食糧大国に科しても大した効果がありません。それどころか、逆に化石燃料や食糧の供給を止めるという報復措置が取られ、制裁を科した国に深刻な打撃が生じます。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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