大阪ガスの調達先の米LNG基地、国内の火力発電所で相次ぎ火災 エネルギー供給の危機に向き合い、原発再稼働を

2022.07.05

《ニュース》

大阪ガスは、液化天然ガス(LNG)の調達先の一つであるアメリカ南部の基地が6月上旬の火災で操業停止になり、代替調達の費用が330億円以上にのぼるという見通しを発表しました。

《詳細》

火事が起こったのは米テキサス州の「フリーポートLNGプロジェクト」で、大阪ガスが一部出資しています。部分的に操業が再開できるのは10月上旬、全面稼働は年内と、当初より遅れる見込みであるとしています。

大阪ガスが取り扱うLNGの約2割がこの「フリーポート」から調達されているため、今後は代替となる調達先の確保を進めます。他の調達先から追加で仕入れるほか、割高な短期スポット調達などで賄う予定であるため、追加費用は330億円以上にのぼると見られています。

また、国内では火力発電所の火災も相次いでいます。2日にはJERA千葉火力発電所で、出力50万キロワットの3号機が火災で稼働を停止しており、復旧は未定です。東北電力では、東新潟火力発電所の3-2号系列(出力約60万キロワット)が火災で運転を一部停止しており、出力の上限を通常の6割程度に下げて運転しています。

《どう見るか》

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タグ: 電力不足  アメリカ  LNG  火災  大阪ガス  火力発電所  天然ガス  エネルギー危機 

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