GAFAが日本株全体の時価総額を超える GAFAの躍進は長くは続かない
2021.08.27
画像:Koshiro K / Shutterstock.com
《ニュース》
GAFA(グーグルの親会社であるアルファベット、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)4社の合計の時価総額は7兆500億ドル(約770兆円)となり、日本株全体の6兆8600億ドルを上回りました。27日付日本経済新聞が報じました。
《詳細》
日本企業の時価総額はコロナ・パンデミックの発生当初は一時的に下落していたものの、2020年4月から上昇し始め、今では、コロナ以前の19年12月末時点(約672兆円)よりも高くなっています。しかし、7月時点でGAFAの時価総額が日本株全体を上回りました。今後も総額差がさらに開いていくことが予想されます。
4社の中で、最も時価総額が大きいアップルは直近で2兆4500億ドル、コロナ以前の19年末比では90%増で、20年末比でも10%増と着実に推移しています。それに次ぐアルファベットは1兆8900億ドル、アマゾンは1兆6700億ドル、フェイスブックは1兆400億ドルとなりました。
アップルとアルファベットは株主還元に力を入れるなどして、安定した収益を望む投資家を誘引し、強固な財務基盤をより一層堅実なものにしています。したがって、景気動向に業績が左右されにくくなっています。
GAFA各社は、それぞれの分野で圧倒的な規模を有しており、そこから得られる情報と資金を活用し、さらに巨大化するというサイクルを構築しているため、類稀なる成長を続けています。
《どう見るか》
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