「クーリエ:最高機密の運び屋」 - リバティWeb シネマレビュー

2021.08.29

© 2020 IRONBARK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 

2021年10月号記事

Movie

クーリエ : 最高機密の運び屋


核戦争を防いだ男たちの知られざる諜報戦

【スタッフ】
監督:ドミニク・クック
【キャスト】
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、メラーブ・ニニッゼ、レイチェル・ブロズナハン、ジェシー・バックリー
【配給等】
配給・宣伝:キノフィルムズ
【公開日】
2021年9月23日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

 

© 2020 IRONBARK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 

【レビュー】

1960年代初頭、アメリカとソ連の核軍拡競争が激化。世界中の人々は、第三次世界大戦勃発の脅威に怯える日々を過ごしていた。

そんな中、CIA(アメリカ中央情報局)とMI6(イギリス秘密情報部)がイギリス人セールスマン、グレヴィル・ウィンに目をつける。東欧諸国に工業製品を卸すウィンに、販路拡大と称してモスクワに赴き、GRU(ソ連軍参謀本部情報総局)のオレグ・ペンコフスキー大佐と接触するよう依頼したのだ。

モスクワでペンコフスキー大佐と対面したウィンは、その後もソ連の軍事機密を西側に運び続けるが……。

1962年10月、キューバにソ連が核ミサイル基地を建設していることが発覚し、両国は一触即発、核戦争寸前の危機に陥った「キューバ危機」。戦争回避に決定的な役割を果たしたのが、祖国に背いたソ連の軍人とイギリス人セールスマンが西側にもたらした数々の機密情報だったことを知る人は少ない。

20世紀政治史の闇に葬られていた衝撃の諜報戦、男たちの友情と信頼、そして非情な国家の論理をスリリングに描く。知られざる男たちの勇気を伝える、熱い冷戦の実話ヒューマン・ドラマ。

 

ザ・リバティWeb シネマレビュー

「クーリエ : 最高機密の運び屋」

(星4.5。満点は5つ)


タグ: シネマ  2021年10月号記事  GRU  ドミニク・クック  クーリエ  軍拡    第三次世界大戦  ベネディクト・カンバーバッチ  核戦争  CIA 

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら