抑止力となっていた「蘋果日報」の休刊で香港のブラックボックス化が加速する 世界は監視を強化せよ!
2021.06.24
画像: Yu Chun Christopher Wong / Shutterstock.com
《ニュース》
民主派の香港紙「蘋果(リンゴ)日報」は24日の朝刊を最後に、発行を停止すると発表しました。
《詳細》
蘋果日報は、他メディアが反中的な報道を自粛していくなか、唯一、批判的な論調を曲げなかった民主系メディアです。
創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏ほか数名の幹部が、国家安全維持法違反の疑いで逮捕されており、同社自体も同法違反で資金を凍結。運営資金が底をつく形で、休刊に追い込まれました。
同紙は最後の朝刊を通常の10倍である100万部印刷。発行前夜、記者らが最後の編集作業に当たる本社前に数百人の市民が集まり、感謝の声援を送りました。香港各地は朝早くから、最終版を買い求めようと長蛇の列ができました。
《どう見るか》
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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