中国政府は「ウイグル族の強制収容は正当」とするパネル展を開催 "テロ・犯罪抑止"は、人権弾圧を隠す常套手段
2021.05.21
画像:Huseyin Aldemir / Shutterstock.com
《ニュース》
中国は新疆ウイグル自治区で20日までに、ウイグル族を収容施設で教育したことでテロを抑え込めたとするパネル展を実施しました。その様子は、海外メディアによって報じられています。
《詳細》
パネル展は、「新彊でのテロ・過激思想との戦い」をテーマに開催され、過剰な宗教思想からウイグル族らを救う措置だとして、ウイグル人の強制収容を正当化する内容です。
パネルは中国語と英語で記され、自治区で1990年から2016年末にかけて数千件のテロが起き、大量の犠牲者が出たと説明。市民が襲われる様子や、血を流して倒れている遺体など生々しい写真や映像を展示し、"テロリスト"の残酷さを強調しました。
今回のパネル展は、欧米諸国が糾弾する中国政府によるジェノサイドとは全く違う内容であるため、国際社会の反発を招くと見られています。
《どう見るか》
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