ノストラダムス研究者・五島勉は30年前に現在の米中を予言していた!?
2020.08.24
写真:Joaquin Ossorio Castillo / Shutterstock.com
《本記事のポイント》
- 人類滅亡の予言は外れたが、数々の予言を的中させているノストラダムス
- 覇権主義で世界を掌中に収めようとする中国の現在も予言
- 日本にノストラダムス・ブームを起こした五島勉氏の霊言で語られたものとは
大予言者ノストラダムス(1503~1566)と言えば、「1999年7の月、空より来るだろう、恐怖の大王が、アンゴルモアの大王を甦らせる……」という「人類滅亡」の予言で有名だ。
だが、1999年に世界が壊滅しなかったことで、「予言は外れた」と言われ、もはや若い世代がノストラダムスに関心を持つことは、ほとんどなくなっている。しかし、ノストラダムスの予言は恐ろしいほど的中したのも事実だ。
例えば、彼はこう予言している。
「女が船に乗って空を飛ぶ/それからまもなく、一人の偉大な王がドルスで殺される」
この予言通り、1963年7月、旧ソ連で女性宇宙飛行士が誕生。宇宙船で空を飛んだ。そして同年11月、ジョン・F・ケネディ米大統領が、ダラスで暗殺されたのである。
ノストラダムスが生きた時代は、まるで今日のコロナ禍のように、ペストが猛威を振るっていた。防ぐ手段のなかったペストに対してノストラダムスは「強い酒で家々を拭き清めること」「町中のネズミを駆除すること」「病死者を土葬せず火葬すること」を勧めたという。彼はペストが大流行した土地に赴き、予知能力で知った近代医学の方法で、住民を全滅から救ったのだ。
現在の中国の姿を予言
「ノストラダムスの予言書」などについて数多くの解説を書き、1970年代に日本でノストラダムスの大予言ブームを起こした五島勉氏が、今年6月に亡くなった。そのため、コロナ禍の世紀末的状況と相まって、ノストラダムスの予言が今、にわかに注目されている。
今まであまり語られてこなかったが、五島氏は、『ノストラダムスの大予言Ⅱ』(1979年・祥伝社)で、ノストラダムスの予言にある「東洋の大きな海のそばの三つの国」の運命について、こう解釈している。
「極東・東南アジアでの大きな動乱のことかもしれない。米中日が軸となったアジア大戦を暗示しているのでなければよいが」
さらに同書には、「終末の直前に、巨大な人口を持った大きな東洋人が、その周辺ぜんぶを従える。中東・ヨーロッパに侵攻する。ヘルメスの国も、その影響をまぬがれない。──これが中国をさしていることは、ほとんど確実といっていいだろう」とある。
ヘルメスの国とは、五島氏の解釈では日本のこと。これは、一帯一路構想や覇権主義で世界を手中に収めようとする中国の姿と重なる。2020年の今、まさに差し迫っていることだ。
五島勉氏の霊が語る地球のいま
そして、五島勉氏の霊は今年7月、幸福の科学の大川隆法総裁を通じてメッセージを送ってきた。
このほど刊行された書籍『五島勉「ノストラダムスの大予言」発刊の真意を語る』では、霊界でノストラダムスと会ったという五島氏が、コロナやバッタ、洪水、地震、続く天災をどう見るかなどについて、見解を語っている。
予言ファンならずとも、今後の人類の運命に関心を持つ人にとって、非常に興味ある1冊だろう。(賀)
参考書籍:『五島勉「ノストラダムスの大予言」発刊の真意を語る』(幸福の科学出版)ほか
【関連書籍】
『五島勉 「ノストラダムスの大予言」発刊の真意を語る』
幸福の科学出版 大川隆法著
【関連記事】
2020年8月21日付本欄 『ノストラダムスの大予言』の五島勉、この世を去る 「1999年7の月」をどう振り返る?
https://the-liberty.com/article/17489/
2020年6月22日付本欄 半世紀以上前に「自粛警察」が予言されていた!? SF作家・小松左京の警告
https://the-liberty.com/article/17316/
2020年3月10日付本欄 新型コロナウィルス肺炎は10年前に予言されていた!? 予言者が示す日本の生き筋
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内
YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画