中国の軍事恫喝が異常レベル コロナ禍をよそにレーザーを照射し、船を沈める - ニュースのミカタ 3
2020.04.30
米哨戒機にレーザー照射した中国ミサイル駆逐艦の同型艦。写真:ロイター/アフロ
2020年6月号記事
ニュースのミカタ 3
国際
中国の軍事恫喝が異常レベル
コロナ禍をよそにレーザーを照射し、船を沈める
新型コロナウィルスの感染が広がる陰で、中国が軍事活動を活発化させ、周辺諸国に対する圧力を強めています。今年に起きた出来事を一部挙げるだけでも、次のものがあります。
1~3月にかけて、延べ289隻の中国公船が尖閣諸島周辺を航行し、その回数は前年同期比で57%に急増。海上自衛隊の護衛艦は中国の漁船に体当たりされ、損傷する事件も発生しています。
2月に中国の軍艦が、米ハワイ沖で初となる訓練を行い、その帰路で米軍の哨戒機に軍用レーザーを照射(強力な光を放ち、相手の目をくらませる兵器)。
3月に中国国営メディアは、米軍が南シナ海で演習を行い続ければ、「(電子機器を破壊する)電磁パルス攻撃も辞さない」と語る中国当局者の発言を掲載。
3月、中国の小型スピード艇が相次いで台湾当局の警備艇に突撃し、損害を与えました。
4月に南シナ海のパラセル諸島付近で、中国海警の警備艦がベトナムの漁船に体当たりし、沈没させました。
4月中旬には中国空母「遼寧」が、沖縄の宮古海峡を通過し、台湾周辺で軍事演習を実施。その後、南シナ海でも行いました。
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