「ウイグル人権法案」が米下院で可決 「人権弾圧を許さない」という意思表示

2019.12.09

米ワシントンの中国大使館前にて、ウイグル強制収容所の即時閉鎖を求めるイスラム教徒たち。写真:Jer123 / Shutterstock.com

アメリカ下院本会議はこのほど、「ウイグル人権法案」を可決しました。この法案は、新疆ウイグル自治区でイスラム少数民族であるウイグル人を弾圧している中国政府に対し、米政府に厳格な対応を取るよう、定めるものです。

具体的には、アメリカ大統領に対し、「中国当局によるウイグル人弾圧を非難すること」「自治区内の強制収容施設の即時閉鎖を中国に要請すること」「自治区の共産党委員会書記・陳全国氏など、ウイグル政策に関わる中国当局者を制裁対象に指定すること」などを要求しています。

上院ではすでに同様の法案が可決されているため、トランプ大統領が署名すれば成立します。

アメリカ議会は11月、共和党のマルコ・ルビオ議員とクリス・スミス議員が中心となって、香港の民主派運動を擁護する「香港人権・民主主義法」を成立させました。ウイグル人権法案もこれに続くことになりそうです。

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タグ: 中国  中国包囲網  アメリカ  人権弾圧  一党独裁  ウイグル  人権法案  強制収容所 

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