消費不況で閉店相次ぐ 「大廃業時代」を減税で乗り切る - ニュースのミカタ 1

2019.10.30

写真提供:ピクスタ

2019年12月号記事

ニュースのミカタ 1

経済

消費不況で閉店相次ぐ

「大廃業時代」を減税で乗り切る

ニュース

「景気後退」の中での増税

消費税が10月1日に10%に増税されました。一般的に増税は、景気がいい状態で行われます。ですが今回は、悪化に向かうさなかで行われました。

例えば小売業の倒産は、増税前から増えています。1月~9月までの累計は918件で、前年同期より7.3%増加。原因の8割は販売不振で、全体の約8割が中小零細企業です。さらに喫茶店の倒産件数も、過去20年で最多に迫るペースです。

大手企業も経営規模を縮小する動きが見られます。

セブン―イレブンは今後約1000店舗を閉店・移転し、そごう・西武も5店舗を閉店する方針です。このほか不二家、ほっともっと、スガキヤなども大量閉店する意向を示すなど、閉店ラッシュが起きています。

増税はこうした局面で行われたため、企業活動にさらなるダメージを与えるでしょう。

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