10連休で本当にいい? 「ギリシャより短い」日本人の労働時間 - ニュースのミカタ 1
2019.03.30
旅行客で混雑する、昨年のゴールデンウィーク中の羽田空港。写真:つのだよしお/アフロ。
2019年5月号記事
ニュースのミカタ 1
政治
10連休で本当にいい?
「ギリシャより短い」日本人の労働時間
異例の大型連休がやってきます。
新天皇が即位する5月1日を祝日にしたことで、今年のゴールデンウィーク(GW)は10連休となります。菅義偉官房長官は「連続した休暇を取ることで、ゆとりのある国民生活の実現を期待したい」と語りました。
大型連休で旅行、サービス、小売業などは"特需"が見込まれます。GW中の国内の旅行関連支出は前年比で3323億円増えると試算されています(*1)。
一方、金融、製造業などは生産量が落ち、全産業トータルではマイナス効果が大きくなります。 結果として本年4~6月期の実質GDPは0.4%押し下げられるとの見方もあります (*2)。
やはり、休日が増えることで経済が活性化するという虫のいい話はないようです。
(*1)第一生命経済研究所
(*2)ニッセイ基礎研究所
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