やっぱりアメリカはやっていた! ワームホール、反重力、ワープなどの軍事研究
2019.01.29
アメリカ国防情報局(DIA)が、かつて軍事予算の中で行われた38の軍事研究のタイトルを公開し、それらがまるでSFのようだと話題になっている。
公開された研究とは、米国防総省が2007年から2012年に機密プロジェクトとして行っていた"UFO研究"。このほど同省の諜報機関であるDIAが、情報公開法のもとに開示請求された機密プロジェクトの内容の一部を公開した。
このUFO研究は、本欄でも何度か紹介したことのある、元上院議員ハリー・リード氏の要請で行われた、軍事予算2200万ドルの「AATIP」というUFO研究プロジェクトのことだ。政府が研究をしていた事実が暴露されても、その詳しい内容は不明だった。
しかし、米科学者連盟(FAS)のスティーブン・アフターグッド氏が開示請求をしたところ、DIAが38の研究タイトルを公開。研究テーマの多くは、最先端の物理学や工学で、共通するのは航空宇宙への応用ではあるが、その中でも「現代科学の域を超えている」と各紙で話題になっているのが下記のものだ。
- 「通過可能なワームホール、スターゲイトと負のエネルギー」、「反重力の航空宇宙への応用」(エリック・デイヴィス博士 EarthTech International )
- 「透明マント」(ウルフ・レオンハート博士 セント・アンドルーズ大学)
- 「ワープドライブ、ダークエネルギー、高次元の操作」(リチャード・オボジー博士 Obousy Consultants)
素人の目には、ドラマ「スタートレック」を彷彿させるようなSFに見えるが、この文書は2018年1月9日付で、DIAから米連邦議会の上院軍事委員会ジョン・マケイン委員長と委員会の幹部ジャック・リード議員宛に送られたれっきとした公文書である。
宛名には、上院の多数党と少数党の院内総務や幹事、下院議長、国家軍事委員会、情報委員会、国防歳出小委員会などが含まれ、「FOR OFFICIAL USE ONLY」(公用に限る)と明記され、議会のトップや軍事関係者に共有されていた。
今回開示されたのは、極秘UFO研究のタイトルだけで、本物のUFOのリバースエンジニアリングなどの核心に触れるものはなかった。しかし、少なくともアメリカのUFO研究は現実的であるという印象は広まるだろう。(純)
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