バチカンが中国に屈服 2期目の習近平政権は宗教弾圧を強化中 - ニュースのミカタ 1
2018.02.28
中国・天津の地下教会で日曜礼拝に参加する信者たち。写真:ロイター/アフロ
2018年4月号記事
ニュースのミカタ 1
宗教
バチカンが中国に屈服
2期目の習近平政権は宗教弾圧を強化中
神の教えを広げるバチカン(*)が無神論の中国共産党政府に屈しようとしています。
これまで両者は、カトリック司教の任命をめぐって対立。中国政府は、カトリックを称する「中国天主教愛国会(以下、愛国会)」を設立して、司教を独自に任命していました。
しかし2月上旬、バチカンのローマ法王が中国の司教を正統な司教として認める方針であることを、米メディアなどが報じました。数カ月のうちに司教任命について合意を結ぶ予定です。v この背景には、中国政府が国内の旅行会社に「台湾と国交を結ぶバチカンに団体旅行することを禁じる」という通達を出したことがあるようです。
(*)イタリア・ローマにあるキリスト教カトリックの総本山。「バチカン市国」という国でもあり、世界最小。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内
YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画