米グーグルが「男女は生来能力が違う」と書いた社員を解雇 男女平等を考えるうえで必要な魂の視点

2017.08.11

米グーグルのソフトウェアエンジニアが、社内文書で「男女は生まれつき能力が違うのだから、IT技術者や管理職に女性が少ないのは差別ではない」と書いたことが原因で、解雇されるという出来事がありました。

執筆者の男性のジェームズ・ダモア氏は同文書で、「男性と女性の能力には違いがある。性別による違いを性差別だと決めつけるのをやめるべきだ」「生物学的に、男性の方が女性よりもプログラムのソースコードを書くコーディングの仕事に適している」と主張しました。

グーグルのサンダー・ピチャイCEOは、「ダモア氏の文書は、ジェンダーに関する有害な固定観念を助長させる点で社内行動規範に違反し、一線を超えている」と批判しています。

この社内文書の内容やダモア氏の解雇は現在、ソーシャルメディアで大きな話題となっています。ダモア氏の主張を「不快で破壊的だ」と受け止める人も多いと報じられる一方で、保守的な人の中には、「ダモア氏は勇気をもって真実を語った」と評価する声もあるといいます。

本欄では、この女性差別発言で解雇された問題を、アメリカに蔓延する「ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)」と、「男女の役割の違い」という2つの視点で考えてみましょう。

続きは2ページ目へ(有料記事)


「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら