タグ「防衛」の記事一覧
2016.09.11
北朝鮮「核弾頭」「SLBM」の実験成功は、日本にどう危険なのか
北朝鮮は9日、朝鮮中央テレビで「核弾頭の威力判定のための核爆発実験に成功した」と発表した。「小型化、軽量化された、より強い打撃力の核弾頭を、必要なだけ生産することができるようになった」と実験の成果を強調している。 これが本当であれば、日本は極めて危険な状況を迎えたことになる。 北朝鮮の核実験は今回で5回目となる...
2016.08.12
ベトナムが南シナ海にロケット発射装置を設置 対中国でまとまるアジア
南シナ海の領有権をめぐってフィリピンが起こした国際仲裁裁判の判決では、中国が主張する領有権は認められなかった。しかし中国は南シナ海で、さらなる軍事化を進めている。 米戦略国際問題研究所(CSIS)は9日までに、中国が南シナ海の南沙諸島に埋め立てた人工島に、軍用機の格納庫を建設しているとの分析結果を公表した。10日付各紙が報じた。 &...
2016.07.02
フィリピン新大統領、ドゥテルテ氏ってどんな人? 中国との外交は大丈夫?
フィリピンで6月30日、ロドリゴ・ドゥテルテ氏が新大統領に就任した。 ドゥテルテ氏は、フィリピン南部ダバオ市の市長を20年近く経験した。市長時代に、治安を回復させた実績から、犯罪撲滅などを断行する「強い指導者像」をアピールし、選挙を勝ち抜いた。その過激な発言から「フィリピンのトランプ」と呼ばれている。 この人物...
2016.06.03
習近平氏が北朝鮮の幹部と会談 いま日本が、台湾やロシアとやるべきこと
習近平国家主席が、中国を訪問中の北朝鮮の李洙墉(リ・スヨン)朝鮮労働党副委員長と、北京で会談した。李氏は金正恩・党委員長の側近として知られており、習氏がこうした北朝鮮の高官との会談に応じるのは、2013年以降、初めてのことだ。 報道によると、李氏は、5月上旬に開かれた朝鮮労働党大会の結果を報告。さらに、「朝鮮半島や北東アジアの平和と安定を維...
2016.05.20
日常生活は軍事技術で支えられている 自動ドアやデジカメも!?
自民党の国防部会はこのほど、防衛装備に応用可能な研究をする大学などに対し、基礎研究に助成する「安全保障技術研究推進制度」の予算を、増額するよう求める提言案をまとめた。提言には、当初予算の30倍以上となる「100億円程度」と盛り込まれている。18日付東京新聞が報じた。 防衛省は昨年度より、防衛技術が多くの中小企業に頼っている現状を変えるため、...
2016.03.21
政府高官が「現行憲法下で核兵器使用は可能」 防衛体制の整備は急務
横畠裕介内閣法制局長官は、「憲法上、あらゆる種類の核兵器の使用がおよそ禁止されているというふうには考えていない」との見解を、18日の参院予算委員会で示した。 内閣法制局長官が核兵器使用について言及するのは極めて異例のことだ。菅義偉官房長官は、同日の記者会見で「(核兵器使用は)あり得ない」と語っているが、今この議論が出ているのは、北朝鮮や中国...
2016.02.25
南シナ海に中国がミサイル・戦闘機・レーダー配備 日本も核装備を
Alexander Ryabintsev / Shutterstock.com 中国は、南シナ海での軍事拠点化を急ピッチで進めている。 中国軍は、南シナ海のパラセル(西沙)諸島にあるウッディ(永興)島に、地対空ミサイルを配備だけではなく、戦闘機も配備していることが報じられた。 また、南シナ海のスプラトリ...
2016.02.23
高校生が安保反対デモ 若い世代が政治参加する時に考えたいこと
1000 Words / Shutterstock.com 安保法に反対する高校生グループが、21日、各地で抗議行動を行いました。 今夏の参院選では、18歳以上に選挙権が与えられるため、高校生の政治参加の動きを後押ししようという動きがあります。文部科学省も昨年、高校生の校外における政治活動への参加を解禁しました。 一方、文部科学省は、高校生がデモ...
2016.02.04
戦争想定!? 中国軍の改編に見る習近平の思惑
中国人民解放軍の戦区成立大会がこのほど、北京で行われた。人民解放軍は、これまで、瀋陽、北京、済南、南京、広州、成都、蘭州の7つの軍区に分かれていた。今回の改編により、5つに統合され、名称も「軍区」から「戦区」に変更された。 では、今回の改編により、何が変わったのか。 軍区から戦区への改編は...
2015.11.29
「アフリカの北朝鮮」 難民はシリアばかりではない
ヨーロッパへ流入する難民の数は、衰える気配がない。ニュースでは、そのほとんどがシリアから逃れてきているかのように見えるが、そうではない。 国際移住機関(IOM)によると、2014年にヨーロッパにたどり着いた難民の数は約28万人。その内、難民の出身国別に見ると、シリア(28%)、エリトリア(12%)、アフガニスタン(7.9%)と続く。シリアと...