UFO後進国

宇宙人からのメッセージ、かもしれない謎の電波が発見された。

それは、宇宙から発せられる奇妙な電波信号「高速電波バースト」だ。米ハフィントンポストがこのほど報じた。同サイトによれば、ドイツ人研究者であるミヒャエル・ヒプケ氏らは高速電波バーストに関する規則性を発見し、その研究論文が先月、オンライン研究データベース「arXiv」に投稿された。

高速電波バーストとは、突発的な電波放出現象のこと。数千分の1秒と非常に短い時間内でしか観測されず、かつ非常に強い電波であるという特徴を持つ。何百万光年以上遠くから飛んできていると考えられているが、発生源などははっきりと分かっていない。また、1日に1万回ほど発生していると推定されているにもかかわらず、まだ11例しか観測されていない。

規則性の発見で、宇宙人のメッセージである可能性が高まった?

ヒプケ氏らが注目したのは、高速電波バーストの高周波と低周波が地球に届く時間差である「分散度」。宇宙空間には宇宙塵と呼ばれる微粒子が存在し、そこを通る電波の周波数が小さいほど、宇宙塵の影響が顕著なため、速度が遅くなる。この周波数による速度の変化が、高周波と低周波が届く時間の差となるのだ。

ピプケ氏らは高速電波バーストの分散度を解析した結果、分散度が187.5の倍数になっていることを発見した。ヒプケ氏はこうした規則性について「超新星爆発のような(自然)現象では起こりにくい」とハフィントンポストの取材に対して説明。高速電波バーストは、地球外生物からのメッセージかもしれないという見解を示した。

目に見えないものの否定は世界の非常識

こうした研究はSETI(地球外知的生命体探査)と呼ばれ、ハーバード大学などを初めとする、多くの大学が学術研究として真面目に研究している。ただ日本ではなじみが薄く、一部の大学や天文台が携わっているだけだ。日本では、存在が実証できないもの、目に見えないものは科学で扱わないという風潮があるが、これは日本だけの"常識"にすぎない。

海外では、学術分野のみならず、元政府高官が「宇宙人は当然存在する」と語り、メディアが宇宙人関連のニュースを盛んに報道するなど、UFO・宇宙人情報を取り扱うことは珍しくない。

その中には宇宙人から技術供与を受けていると噂される国も存在する。現在のところそれを公式に認めている国はないが、もし本当に技術供与を受けているのならば、他国に対する優位を保つために隠すことは当然考えられる。「UFO後進国」である日本もそろそろ"開国"する必要があるのではないか。(冨)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『「宇宙の法」入門』 大川隆法著

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幸福の科学出版 『宇宙人との対話』 大川隆法著

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幸福の科学出版 『宇宙からのメッセージ』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=36

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2014年6月11日付本欄 高速電波バーストは、遠い宇宙からのメッセージ?

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2015年6月号記事 目を覚ませ! UFO後進国ニッポン - 米中は「宇宙人技術」を持っている

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2014年10月号記事 NHKへの公開質問状 なぜ超常現象を否定したいのですか? Part1

http://the-liberty.com/article.php?item_id=8327

2013年10月号記事 そもそモグラの宇宙人入門 - 世界の常識に日本は遅れるな!

http://the-liberty.com/article.php?item_id=6536