カナダのモントリオール、トロント、カルガリー、バンクーバーで、ポール・ヘリヤー元同国国防相が、「アメリカは政治的陰謀で隠蔽しているUFO情報を公開せよ」と訴える講演を行った。カナダ最大の日刊紙トロント・スターやカルガリー・ヘラルド紙、カナダ最大の民放CTVのニュース番組他が伝えた。
ヘリヤー氏は、トロント大学の講堂で行われたUFO情報隠蔽を語るトロント・シンポジウムの基調講演で、「この政治的な秘密主義が、国際銀行制度への弊害となり、ETテクノロジーを上手く取り入れて、特に地球温暖化へ適用できずにいる」など、情報隠蔽が国家、世界経済、地球全体に対する弊害となっていると述べた。
また、カルガリー大学でも、「UFOは飛行機と同様に我々の上空でごくありふれたものである」「しかし多くのメディアはこのことに触れようとしない」「大統領や首相、私たちは真実が知りたいし知る権利があるのだ」と訴えた。
カルガリー・ヘラルドのインタビューには、UFO懐疑論者の批判に対して、「彼らは本も読まず何も知らずに批判している。まず書籍を読んで、よく学べば、あらゆる証拠があるのがわかる」「私たちは、例えば物理学など専門外でよく知らないことに対しては、簡単に疑うことができるのと同じだ」と答えている。
また「政府は国家安全保障の名のもとに隠蔽しているが、最後は権力と強欲のためというのが、情報公開を求める我々の合意である」とし、インタビューの最後には「真実は、ゆっくりだが確実にカミングアウトされつつある。これらの関係者たちが高齢となり、死に近づく中で、真実を明かし始めたものが出てきている」とも語った。
91歳のポール・ヘリヤー氏は、カナダのレスター・ピアソン第14代首相当時に国防相を務め、2005年にUFOの存在を信じると公表した。この年齢で精力的に様々なUFO会議等で警鐘を鳴らし続けるヘリヤー氏の熱意を、英語圏をはじめ、世界中のメディアが伝えている。(純)
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