2015年2月号記事
No. 031
山口敏太郎のエックス-リポート
オカルト研究家・山口敏太郎氏が宇宙人、UFO、その他のミステリー情報を合理的、科学的、実証的、ジャーナリスティックに検証する
(やまぐち・びんたろう)
1966年、徳島市生まれ。神奈川大学経済学部卒業。作家、妖怪研究家、漫画原作者。(株)山口敏太郎タートルカンパニー代表取締役。日本通運でIT担当や営業に携わり、作家に転身。1996年、学研「ムー」のミステリーコンテストで論考「妖怪進化論」が優秀賞受賞。著書は『霊怪スポット 戦慄の最新ファイル』(KAWADE夢文庫)、『恐怖呪い姫~実話狂気怪談』(TO文庫)など多数。TV、ラジオ出演のほか、多数のネットニュースに寄稿。真言宗信徒。メルマガ「山口敏太郎のサイバーアトランティア~世界の陰謀・オカルトの真実」配信中。 http://foomii.com/00015
未確認生物の一種に、「モスマン(蛾人間)」がいる。体長は2mほどで羽をはばたかせず、自動車より速く飛ぶという。
最近、フジテレビの某番組で、10月にインドネシアのビーチ上空に出現したモスマンを解説した。画像を見ると、青空に巨大な羽2枚を持つ黄色い物体が浮遊している。
撮影者の証言によると、1秒間隔で8枚の連続写真を撮影したが、モスマンが写り込んでいたのは一枚だけだったという。現場には大勢の観光客がいたが、モスマンに気づいた人はいなかった。
現地では、「フライング・ヒューマノイド」「モスラ」とも呼ばれていたが、筆者は番組でモスマンの可能性を指摘し、1967年のシルバーブリッジ崩落事故(注)など、モスマン出現にかかわる不幸伝説を紹介した。
その際、「またしても、インドネシアに地震が起きるかもしれませんね」と言ったところ、放送から11日後の11月15日、インドネシア近海のモルッカ海にてM7・1の地震が発生した。幸いにしてけが人は出なかったようだが、不幸を呼ぶモスマン伝説がまた現実になってしまった。