理化学研究所が進めるSTAP細胞の検証実験に関して、外部の有識者による改革委員会は、小保方晴子ユニットリーダーの実験への参加を求める方針だ。 改革委員会の岸輝雄委員長が2日の会見で、「STAP細胞の有無に関しては、『ある』という人が実験を行うべきだ」と述べた。

理研は、小保方氏を検証実験に加えることには否定的であり、検証実験の責任者である理研の相澤慎一特別顧問は、「情報を求めることはあっても検証チームに加えることはない」と明言していた。実際、小保方氏が5月中旬から、検証チームに対し電話やメールで助言を行っていたことも明らかになっている。

理研は小保方氏の論文に「不正」があったという調査結果を覆しておらず、小保方氏側の不服申し立てを受けての再調査も行わない方針だ。ただ、小保方氏が「今回の論文は現象論を示したもので、最適条件を示したものではない」と話していることからも、小保方氏抜きでは再現できないだろう。小保方氏を検証実験から締め出してしまえば、「再現できない」ことを理由にSTAP細胞の存在は否定されるに違いない。

小保方氏を検証実験に参加させるべきという外部委の勧告は妥当だろう。ただ、問題は、検証実験の目的をどこに置くかだ。

岸委員長は会見で、「作れるという人が、作るのを諦めたと言わない限りは、あるような雰囲気になってしまう。期限を限って、その間にできないならば、現時点ではないということにしなければならない」とも発言している。もし、「STAP細胞が存在しない」と小保方氏に諦めさせるという結論ありきの検証になってしまったならば、科学的態度とは言えない。

現在、調査中ではあるものの、そもそも英科学雑誌Natureは小保方氏らの論文の価値を認め、掲載を行っている。論文にミスはあったものの、それによってSTAP現象そのものが「嘘」であるとか、「捏造」であると、理研やマスコミ等が判断を下そうとする動き自体に違和感がある。

STAP細胞の研究を前へ進めようと思うならば、小保方氏が研究に戻ることができるよう、静かな環境をつくり、一定の時間を与える必要がある。結論を急ぐあまり、生物学の常識を覆し、多くの人々の命を救いうる研究を闇へと葬ってはならない。(晴)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『小保方晴子さん守護霊インタビュー それでも「STAP細胞」は存在する』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1144

幸福の科学出版 『「嫉妬・老害・ノーベル賞の三角関数」守護霊を認めない理研・野依良治理事長の守護霊による、STAP細胞潰し霊言』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1145

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