2014年7月号記事

公開霊言抜粋レポート

「努力は人の力を万倍にする」と信じよ

「幸田露伴かく語りき ─スピリチュアル時代の〈努力論〉」

4月29日 幸福の科学総合本部

『努力論』や『修省論』を著し、同時代や後の人々に深い影響を与えている幸田露伴。逆境を跳ね返し、努力一本で時代を代表する文豪となった露伴の霊が、現代人に精神修養と成功のための心構えを伝授した。

露伴の霊は、努力について 「人生の可能性は、無限とは言わないまでも、本当に百倍、千倍、万倍になっていく」 と述べ、まだ人々は努力の真の力を信じ切れていないと指摘。また、生前の露伴は、成功するためのお金や運の使い方として「惜福」(福を惜しんで使い切らない)、「分福」(福を他人に分ける)、「植福」(福を将来さらに大きくするために使う)という「三福説」を説いたが、今回の霊言では、学びを富に変える方法、ケチと惜福の違いなど、努力と成功の関係をさらに詳しく論じた。

植福の精神の真髄として、 「自分自身に還ってこないもの、将来の子孫や地域、社会、国のためになることのために仕掛けをしていくこと」 だと語った。

他力を「与えられているものへの感謝」と捉える

明治維新以降の日本の目覚ましい発展を支えたのは、スマイルズの『自助論』、福沢諭吉の『学問のすすめ』から始まり、幸田露伴、本多静六らが受け継いだ「自助努力の精神」だ。だがこの思想は、他人や神仏の助けを得るという「他力」の思想とぶつかることもある。

これについて、露伴の霊は 「他力を自分に与えられているものへの感謝の気持ちとして捉えることが大事」 と述べた。順境であれ逆境であれ、自分に与えられたものをプラスの材料と捉え、神仏に感謝して努力の道を歩むことが成功への道ということだ。

露伴の自助努力の思想のエッセンスが凝縮された本霊言には、日本を再び上昇気流に乗せる力が込められている。