日本の三大労働組合のうちの二つ、全労連(全国労働組合総連合)と全労協(全国労働組合連絡協議会)は1日、全国各地でメーデーの集会を開いた。「メーデー(May Day)」とは、労働者が団結して権利を主張する日のことで、「労働者の祭典」と呼ばれている。世界的に毎年5月1日がメーデーとされており、日本の他にもロシアや中国などで集会が開かれた。

これに先立つ先月26日、連合(日本労働組合総連合会)が、東京・代々木公園で「第85回中央メーデー大会」を開催。全国から約4万人の労働者が集まり、「安倍『暴走政治』ストップ」「大幅賃上げ」「労働規制緩和反対」などをメインスローガンに、安倍政権に対する批判と労働者の権利擁護を主張した。

だが、彼らが指摘する安倍政権は、本当に「暴走政治」なのか。