過去の統計を掘り起こしてみると、興味深い事実が埋もれていることがある。
米国勢調査局の2012年度調査から、社会福祉について興味深い数字が埋もれていると、米CNSニュースがこのほど紹介した。この調査によると、民間企業にフルタイムで勤めている人は8642万9千人である反面、低額所得者のための国民医療保障(メディケイド)、連邦補足的保障所得、公営住宅、その他の社会福祉制度から何らかの援助を受け取っている人は1億859万2千人に上る。
この約1億人の中には、復員軍人給付や、長年の給与税支払いによって得られる養老年金、老人医療保証(メディケア)、失業補償などを受け取っている人口は含まれていない。この人数を合わせると、国から何らかの補助金を受け取っている人口は1億5101万4千人となり、アメリカの人口の約半分に達する。