宇宙生物学者として米航空宇宙局(NASA)に45年以上勤めた経験を持つリチャード・フーバー氏が、先月行われた「国際UFO議会」で、火星で発見された生命の痕跡をNASAが破壊していたことを示唆した。
フーバー氏は、NASAの火星探査車「オポチュニティ」が2004年に、ウミユリに似た生物の痕跡のある岩を写真に収めたと証言。しかし撮影の3時間半後に、岩石を削る装置でこの岩は破壊されたのだという。
この岩を破壊するという決定について、他の宇宙生物学者から「岩の中を見るためだ」と説明されたが、フーバー氏は納得がいかなかったという。同氏は「国際UFO会議」で、「もし古生物学者が興味深い化石を含んだ岩を地球で見つけたら、それを回収するはずだ。『おい、これは新種かもしれないぞ。ハンマーはどこだ。粉々にしてやる』と言う古生物学者はどこにもいない」とコメントしている。
アメリカでは、宇宙人学者やUFO学者らの研究によって、地球外文明に関する情報が活発に出回っており、米中央情報局(CIA)の宇宙人基地と言われる「エリア51」や、政府と宇宙人との接触などについて、多くのことが明らかになっている。
一方で、米政府が宇宙人について情報を隠していると考えている人の割合は、アメリカ人の80%に上るという調査結果もある(2012年、ナショナル・ジオグラフィック調べ)。UFO学者らが、政府に情報開示を求める意見を盛んに表明している状況だ。
日本では宇宙人の話題が日陰のものとして扱われがちだが、アメリカでも情報を隠そうという意図が働いているようだ。政府がしっかりと情報開示を行うように、さらに求めていく必要があるだろう。
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