もう昨年になってしまったが、2013年は様々な「文化トピック」があった。それらの経済効果が試算されているので、以下に紹介したい。
- 伊勢神宮の式年遷宮――2400億円(百五銀行・百五経済研究所試算)
- くまモン――1200億円(日本銀行熊本支店試算)
- 楽天優勝――270億円(宮本勝浩・関西大大学院教授試算)
- あまちゃん――33億円(岩手銀行・岩手経済研究所試算)
- 東京五輪(2020年開催)――3兆~150兆円(各試算による)
経済効果とは、あるイベントに関連した「消費」(直接効果)、そのための「仕入れ」(第一波及効果)、それにより儲かった企業や商店の「従業員の消費」(第二波及効果)を推計し、合計したもの。
上のどれもが、今年の文化の主要トピックであるが、経済的インパクトの大きさには、改めて驚かされる。これらに共通するものがあるとすれば、それは「人々の心を潤す」ということではないだろうか。
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