米テキサス大などの研究チームが、約130億年前の銀河を観測することに成功。24日付の英科学誌ネイチャーで発表した。

研究チームは、米ハワイ島の天文台にある最新型望遠鏡で、宇宙に存在する水素が発する光を観測することで距離を測定。それぞれの銀河と地球との距離を見積もったところ、観測した中に131億光年という、これまでで最も遠い距離にある銀河を発見した。

「光年」とは、メートルなどのように距離の長さの単位で、光が1年間に進む距離を表している。1光年離れた星の出す光が観測されるとき、その光は今から1年前の星から発されたもので、1年前の星を見ていることになる。そのため、131億光年先の銀河が地球から見えるとき、その姿は今から131億年前の姿ということになる。

現在、物理学の世界では、宇宙の始まりは138億年前とされている。宇宙の始まりである「ビッグ・バン」から10億年ほどはヘリウムや水素などの軽いガスが充満していたとされ、今回発見された銀河は、ビッグ・バンから7億年後の、銀河ができ始めるころにできたものということになる。

だが、大川隆法・幸福の科学総裁は『太陽の法』で、宇宙の始まりの真実を次のように明かしている。

「いまからちょうど四百億年前に、大宇宙霊の内部で、異変が起きました。すなわち、十三次元の大宇宙霊の意識体の内部で、核融合、核分裂のような現象、あるいはまた、大きな宇宙花火のような現象がつぎつぎと起きたのです。いわゆるビッグ・バン現象です」

「この四百億年前の三次元宇宙空間の出現以来、各星雲、各太陽系で、宇宙創造の進度は異なります。銀河系のなかでも、わが太陽系が三次元宇宙空間に出現したのは、約百億年前です。七十億年前には水星が、六十億年前には金星が、そして、約四十六億年前に地球が誕生しています。これが、私たちの星の誕生です。星もまた、生命をもつ意識体として最初の存在なのです」

こうした星の誕生の真実を考えれば、130億年前の銀河が観測されることも不思議ではない。

最先端の科学は、いつの時代も「現時点で分かっていること」にすぎず、分からないこと、知らないことをもって、「存在しない」わけではない。今後、科学技術の進歩と並行して、人々の認識力が高まることで、さまざまな宇宙の真実が明らかになっていくだろう。(居)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『太陽の法』 大川隆法著

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