この人は自分が幼少期を送った1960年代前半を、よほど美しいイメージで記憶しているらしい。野田佳彦首相は27日の参院消費税関連特別委員会で、またも映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を引き合いに出した(28日付朝日新聞など)。だが、「三丁目」の舞台である昭和30年代、首相が必要と考える消費(増)税など存在しなかったことについては、いったいどう考えているのだろうか。

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