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トランプ氏は15日、米フロリダ州にある自身のゴルフ場で、2度目の暗殺未遂に遭いました。

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トランプ氏の警護に当たっていた大統領警護隊(シークレットサービス)の職員が、ゴルフ場に隣接する茂みの中からライフルの銃頭が突き出ているのを発見し、発砲しました。ライフルを構えていた容疑者の男は現場から車で逃走したものの、約45分後に高速道路上で捜査当局に拘束されました。容疑者とトランプ氏との距離は約270~450メートルでしたが、トランプ氏に怪我はありませんでした。

拘束されたのは、ライアン・ウェンズリー・ラウス容疑者。茂みからは、シリアルナンバーが削り取られたSKS型のライフルとバックパック2つ、ゴープロ(小型のアクションカメラ)が発見されました。捜査当局によると、携帯電話の位置情報の記録から見て、容疑者は現場で約11時間半待ち伏せしていた可能性があるといいます。

ラウス容疑者は親ウクライナ派の活動家であり、「爆発物などの所持」などの罪で過去に少なくとも8回の逮捕歴があり、今回の拘束前に少なくとも100回は警察と衝突していました(16日付FOXニュースなど)。また容疑者のハワイ州の自宅トラックには「バイデン・ハリス」のステッカーが貼られていたと、米メディアは民主党支持者の可能性を報じています。

シークレットサービスのロナルド・ロウ長官代行は16日、トランプ氏がゴルフをしている時に、容疑者がなぜゴルフ場の境界まで近付けたのかと問われ、「トランプ氏のゴルフは事前に計画されていたものではなく、シークレットサービスの職員にもほとんど知らされていなかった」と釈明しました。

トランプ氏はFOXニュース・デジタルの取材で、7月以来2度目の暗殺未遂事件について、バイデン大統領とハリス副大統領の発言が自分を攻撃させていると指摘し、容疑者は民主党の「非常に扇動的な言葉」に「反応した」と訴えました。

また、Xのスペースでのインタビューでは、2度の暗殺未遂はともに「過激左派」によるものだと指摘。連邦捜査局(FBI)が7月の銃撃事件の動機をまだ見つけていないのは「非常に奇妙」とした上で、「何かが起こっている。おそらく、この国を救うために私が大統領になることを神が望んでいるのだろう」と語りました。

トランプ氏が、友人であり不動産投資家のスティーブ・ウィトコフ氏らとゴルフをするという予定は、事件の直前に追加されました。ここで問題となるのは、ラウス容疑者がなぜトランプ氏の行動スケジュールを知っていたのか、です。

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