バイデン米大統領は21日、大統領選から撤退することを表明した。本選まで100日余りとなった時点での現職撤退は異例だ。

そうした中、民主党の後継候補として、カマラ・ハリス副大統領の名前が浮上している。バイデン氏が支持を表明するなど、党内や支持団体の間ではハリス氏で一本化する動きも始まっているという。党内で反対する声もあり、まだ不確定な面も多いものの、大川隆法・幸福の科学総裁の霊査では、ハリス氏が大統領職を引き継いだ場合の世界の混乱も指摘されている。

実際、副大統領としてのカマラ氏の支持率は、不人気なバイデン大統領をさらに10%以上下回って20%台と史上最低であり、あまりの無能ぶりに民主党内の本音は「できれば避けたい」というところだろう。

それでもカマラ支持を掲げている民主党関係者の本心は、「大統領選ではもはやトランプ氏に勝てないが、このままバイデン氏に居座られると、同日実施の上下両院選で民主党議員が惨敗して道づれにされるので、せめてそれだけは避けたい」と考えている、という辺りが有力な見立てである。

一方、一時民主党を離れていた中道右派のマンチン上院議員が民主党からの大統領候補に名乗り出て党内穏健派をまとめる動きに出るなど、予断を許さない状況である。

そこで本誌2021年4月号記事「世界が戦慄するカマラ・ハリスの正体」より、専門家がハリス氏の実体を語ったインタビューを再掲する。

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トレバー・ロードン

(Trevor Loudon) ニュージーランド出身の作家・映画監督。30年以上にわたりアメリカの左翼運動について調査している。著書に『The Enemy Within』などがある。