2023年7月号記事

トランプの真実

米大統領経験者として初の起訴、連邦議会議事堂襲撃事件、ツイッターアカウントの凍結、ロシア疑惑などの逆風が起きても、トランプ前大統領は高い支持率を維持している。なぜなのか。
多くのメディアが黙殺する真実とは。


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大統領再選を吹き飛ばす

バイデンファミリーの汚職疑惑

「バイデン氏は消去法で残った大統領選候補者であり、階段で躓いたり、スピーチ原稿を誤読したりする健康状態を民主党員は懸念」と、リベラルな米紙ワシントン・ポストが悲観的に報じた(*1)。バイデン氏が4月に2期目の挑戦を宣言した後に発表された世論調査で、支持率最低(36%)を更新するなど、人気の凋落ぶりが際立つ。

民主党員ですら「退屈な老人」と評するバイデン氏の再選の障害とは何か。有権者の78%が注視しているのが、日本のメディアが伝えない「バイデンファミリーのスキャンダル」である。

同氏が愛する息子のハンター氏には確定申告漏れ(軽犯罪)や拳銃を購入した際の虚偽申告(重犯罪)など、すでに4つの違法行為が明るみになっている。起訴は秒読みと言われていたが、司法省の妨害が内部告発で判明し、共和党は反発している。

いずれも個人の犯罪にとどまり、バイデン氏は無関係と言い張れるため致命傷にはならないかもしれない。

しかしバイデン氏は権力者の地位を利用して、息子が主導するマネーロンダリングやロビー法違反に関与した疑いが議会で猛追及されており、有権者は大統領選への影響を強く懸念しているのである。

(*1)4月24日付電子版

 

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中国企業から億単位のカネが流れ込んでいる

まだまだある! バイデンファミリーの主な疑惑

トランプの方が断然よかった