アメリカで多くの評論家が「アメリカの日本化」を囁き始めた。それも良い手本としてではなく、あくまでも「反面教師」としてである。
バイデン米政権は発足後19カ月で、4兆ドルもの歳出を決めている。これがインフレ圧力を高めているばかりでなく、政府の債務の返済額も増大させている。
ただ問題が深刻なのは日本だ。令和4年は、約24兆円を国債の利子および元本の返済に充てている。国民の納めた税金で、政府がつくってきた借金の返済をしているのである。
アメリカでは、バイデン政権のバラマキにより事態はこれに近づくと危惧されている。
月刊「ザ・リバティ」10月号では、「ポスト・バイデンを考える」と題して特集を組んだ。
特集では、レーガン大統領の経済顧問アーサー・ラッファー博士のインタビューを紹介。この中で博士は、アメリカ経済は日本と同様に「長期的衰退」が起こり始めていることを危惧し、警鐘を鳴らした。
マスコミが報道しない「事実」を世界に伝えるネット番組「THE FACT」は、今回「ザ・リバティ」10月号のラッファー博士のコメントに基づいて、長期的衰退の原因やその克服法について解説する番組を制作した。
レーガノミクスおよびトランポノミクスでアメリカを2度復活させたサプライサイド経済学の父・ラッファー博士の処方箋はいかに──。
里村英一幸福実現党政調会長とザ・リバティ編集部員とで、博士の処方箋を読み解き、あるべき打開策を探った。
この問題についても触れられているラッファー博士の著書と併せてご覧いただきたい。
囁かれ始めたアメリカの日本化!危惧される「長期的衰退」とその克服法【ザ・ファクト×The Liberty】
00:00 アメリカは「長期的衰退」に入ったのか?
00:58 バラマキを加速させているバイデン政権。その規模は?
03:47 アメリカの長期的衰退 その原因とは?
08:11 アメリカを襲うインフレ その解決策を探る
14:48 アメリカも日本も借金漬け!そこからの脱出法は?
17:00 日本は歳出の4分の1を借金返済に充当
19:24 「供給増」「健全財政」「減税」が今こそ必要
<出演>
里村英一(幸福実現党政調会長)
長華子(月刊「ザ・リバティ」編集部)
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