大川隆法・幸福の科学総裁は7月7日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナで法話「甘い人生観の打破」(英題:"Be independent and strong!")を行った。幸福の科学の二大祭典の一つで、大川総裁の生誕の日を祝う御生誕祭の法話として、同グループの中継網を通じて全国・全世界3500カ所に同時中継された。

講演に先立ち、10月7日に公開される映画「呪い返し師─塩子誕生」のメインテーマで、大川総裁作詞・作曲による楽曲「君の瞳は輝いて」を歌手の篠原紗英さんが披露した。

唯物論では下せない、人間の魂に関する価値判断

講演で大川総裁は、日本や、日本が属している西洋・キリスト教文明圏においては、既成の価値観の流れの中にあり、唯物論によりさまざまな分野で限界を迎えていることを指摘。よく勉強した人が、どんどん唯物論のほうに向かっていくのがとても残念であるとした。

アメリカでは、最高裁判所が中絶を規制する法律を容認すると判断したことで、中絶の是非について国を二分する論争になっている。バイデン大統領が最高裁判決を「悲劇だ」と発言したことについて、大川総裁は、女性の体を自分の自由にさせることを人権を守ると考えるならそうした考えもあり得るが、「胎児のほうの側にも人権があるんだということを全く考えていない」と指摘した。

キリスト教では胎児に魂が宿るタイミングについては明確に説かれていないが、大川総裁は自身の霊査をもとに、だいたい妊娠9週目、妊娠に気が付くあたりぐらいの時に魂が宿ると語った。このような、幸福の科学ではスタート点に近い単純な宗教観が、「アメリカの最高裁の判決に影響するし、共和党と民主党の判断が分かれるところにもなる」としている。

ウクライナ問題──神仏を考えないマスコミ民主主義が大きな問題に

ウクライナでの戦闘については、世界的にウクライナの味方をしていた状況から揺らぎが出ていることに触れた。そもそも、今回ロシアのプーチン大統領が軍事作戦に出た理由の背景に、北大西洋条約機構(NATO)の拡大があると言及。「率直な意見としては、私は、プーチン大統領はボケてはいないというふうに考えています。極めて理性的に、合理的に考えています」と指摘した。

さらに逆に、「ボケているのはバイデンさんのほうですね、明らかにこちらは危ない」とし、ウクライナのゼレンスキー大統領については、「ボケているわけではない。ただ、頭がちょっとね、ちょっと、ちょっと足りていないですね」とし、喜劇俳優が台本なしで大統領をやるには、その判断に責任がかかりすぎると警告した。

自分でやれることは自分でやることが"independent"の意味

日本では財務省がこのほど、2021年度の国の一般会計について、税収が67兆円と過去最高額だったと発表した。一方、歳出は140兆円を超え、約70兆円は国債発行で賄うという。大川総裁は、コロナ対策を含め、無駄が相当あったと指摘。「売上が67億円、借り入れが73億円」の会社を例に挙げれば「100%潰れます」と、政府の赤字経営の危険性を指摘した。

また、コロナ禍において経営が危なくなった企業に無担保・無利子融資を受けた企業の4分の1以上が返済できない見通しであることを挙げ、選挙後に多くの企業の倒産が今後出てくるだろうことを憂慮。

英題の"Be independent and strong!"について、「自分でやれることは自分でやって、自分の足場を固めて、自分が生きていける力を付けてこそ、家庭も営めれば、自由な意見も発言できるし、社会人として一人前に認められて、その言葉が通じる」ということ、と指摘した。

講演では、この他にも、以下のような多くの論点が語られた。

  • コロナ感染の今後の見通しについて
  • 大川総裁の経典をある国が採用し、学校の副読本にしていること
  • 学校教育に現れる国の基本的な心情
  • 『小説 十字架の女(3)<宇宙編>』に書かれている「最先端の科学」
  • 日本神道の霊界観の問題
  • ペットや家畜の魂について
  • 「これ以上の転生輪廻」を許されない人間の魂の行く末
  • 同性婚・同性愛の霊的な判定について
  • 日本政府がゼロ金利を続ける本当の理由

 

ここに紹介したのは法話のごく一部です。

詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727

火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

https://map.happy-science.jp/まで。

 

【関連書籍】

いずれも幸福の科学出版 大川隆法著

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