《ニュース》
世界の視線がウクライナ問題に向き、バイデン米政権は、NATO(北大西洋条約機構)の同盟国に米軍を派遣しています。そうした中、同政権は自国の国境を守れず、密入国を許し続けていることが問題視されています。
《詳細》
バイデン大統領は、国境政策で厳しい措置に出たトランプ前大統領の政策を転換するとの期待から、不法越境者は昨年1月から増加しています。バイデン氏は、前大統領が実施した一部の政策を終了させた(その後再開)こともあって、国境に難民が殺到しているのです。
アメリカの税関・国境取締局が発表したメキシコからアメリカへの不法入国者の拘束人数は2021年度(20年10月~21年9月)で165.9万人となり、統計を開始して以来、過去最大となりました。この流れは今年に入ってからも続いており、治安状況は悪化の一途をたどっています。
バイデン氏は今年3月に行った一般教書演説で、「自由と正義を推進するには、国境を守り、移民制度を改善する必要がある。私たちはその両方を実現することができる」と語り、さまざまな施策を打っていることを強調しました。しかし、成果をほとんど挙げていないことから、有権者は厳しい目を向けています。
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