政府の借金は1200兆円を超え、GDP比で270%に上る。にもかかわらず、役所の予算は増え続けている。最近では、新型コロナウィルスの対策として18歳以下の子供がいる家庭に、子供1人につき10万円給付を決定。2020年に国民に支給された10万円の特別定額給付金の効果も特に精査されることはなく、政府の無駄は大きくなるばかりだ。
「国民の血税を無駄にしない」と訴え、1990年後半にバブルが崩壊した後、不良債権の整理に尽力した整理回収機構の初代社長・中坊公平(なかぼう・こうへい)氏。市民派弁護士としても知られ、森永ヒ素ミルク中毒事件や豊田商事事件の弁護団長として被害者救済に奔走した。その後、日本弁護士連合会の会長も務め、「平成の鬼平」と呼ばれた中坊氏は、天上界から、今の日本をどう見るか──。
大川隆法・幸福の科学総裁はこのほど、中坊氏の霊を招霊し、「経済に求められる倫理」について聞いた。
人間の幸福のために法律はあるべき
多くの事件に携わってきた中坊氏の霊は、自身の弁護活動について「人の道を説いていたというわけよ。人間として君は正しく生きとるのかい、と」と述懐し、さまざまな立場から正しい道を考え、どうすれば世の中がまっとうになるかを考え、法律の議論を行っていたと話した。
人々の実態にそぐわず、機械的に物事を捉えて、裁判での審議を進める──。こうした法律論に対して、中坊氏の霊は「法をそのまま、杓子定規に当てはめてやるのと、血を通わせるとこ(の違い)。これが難しい。人間の幸福のために法律がなきゃいかんのよ、本当はな」と述べた。
さらに、バブル当時を振り返り、銀行が商売の中身が分からず、土地や建物があるかどうかで安易に融資を決めていたと指摘し、単純に土地をどれだけ買えばいくら融資するといった「悪魔の誘惑」があったと主張した。さらに「本当に値打ちのあるもんなら、ええよ。(中略)金が余る時代は、またこのヤクザなんかが荒稼ぎできる時代でもあるんよ」と述べた。
怪しげな資金運用で儲けるのは悪質債務者と一緒
自社だけが儲かればいいと、企業を買収し、リストラなどを通して株価を釣り上げて儲ける──。こうした資産運用で儲けるビジネスモデルに関して、中坊氏の霊は「ソフトバンクとかさ、楽天だとかさ、怪しげなお金の運用をいろいろしたり(中略)、会社を買ってリストラして高く売ったりしてさ、金儲けたりしたりしているけどさ、私らの時代でいくと悪質債務者とそんな変わらんのちゃうかなっていう気がして」と指摘した。
そして世界経済に大きなダメージを与えたリーマンショックの事例を引き合いに出し、収入がない人が家を買えるような"損失飛ばし"はうまくいかなかったとしたうえで、「日本やアメリカは、もう一段次のレベルのバブルだよな。知能犯のバブルが次、出てくるから」と警告した。
死後、霊界ではどのような仕事をしているのかという問いに対して、経営者などがどのような世界に行くべきか判断する金融閻魔庁のような仕事をしていると語った。
本記事は、霊言のごく一部のみを紹介している。霊言では上記の内容以外にも、次のような論点が言及された。
- 法律の裏をかき私腹を肥やす潮流には「〇〇の目」が要る
- 中坊氏から見た大川総裁の姿とは
- カジノ誘致などから見る安倍元首相の傾向
- コロナ禍で倒産件数が少ないことが意味することとは
- 実態の伴わない〇と〇〇で儲ける人はみんな地獄行き!?
- 金融の善悪を分ける判断基準とは
- 「金鬼」「赤鬼」「青鬼」「黒鬼」の役割の違いとは
- 〇〇と〇〇〇では、今バブルが起きている
- 晩年を分ける庶民性の大切さ
ここに紹介したのは霊言のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連書籍】
『メシアの法』
幸福の科学出版 大川隆法著
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