《ニュース》

ワクチン接種を強力に推進してきたイスラエルでは、3回目の接種を行わず、接種したことを示す証明書「グリーン・パス」が、10月3日に失効する人の数が約150万人に上ると、現地メディアが報道しています。

《詳細》

9月28日付のタイムズ・オブ・イスラエルによれば、「2回目の投与から6カ月後にワクチンを接種する必要がある」という規定が10月3日から適用され、約150万人のグリーン・パスが失効し、「非接種扱い」にされるといいます。

接種回数を重ねるごとに、ワクチンを打つ人が減少しています。9月下旬時点では、1回目の接種は607万人でしたが、2回目は562万人、3回目は324万人しか打っていません。接種率が頭打ちとなり、同国の人口が900万人であることを考えれば、グリーン・パスを所有している人は「少数派」となっています。

そうした中で、イスラエル保健当局は4回目の接種の必要性を発信していることから、ワクチンをめぐる意見の対立はさらに深まると見られます。

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