《ニュース》

ワクチンの接種率(人口比)で世界一となり、最も集団免疫に近い国と評されていたインド洋の島国セーシェル。人口の6割以上がワクチン接種を完了しているにもかかわらず、感染が急増していると、欧米各紙が報じています。

《詳細》

セーシェルは、インド洋に浮かぶ、人口10万人足らずの小さな国。同国では、南アフリカ株が元凶と見られる新型コロナウィルスの感染が拡大しており、1日当たりの感染者数は300人以上に達しています。

同国で中国医薬集団(シノファーム)のワクチンを接種したのは、約3万8000人に上ります。政府は、英アストラゼネカ製のワクチンも合わせて接種するなどした結果、接種率が極めて高くなり、各方面から注目を集めていました。そうした中で、新たな感染者の約40%がワクチン接種を終えていたことが分かり、ワクチンの効果を疑問視する声が高まっています。

世界保健機関(WHO)は11日、セーシェルの状況を精査すると明らかにしました。

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