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群馬県・草津温泉の湯畑源泉の湯が、新型コロナウィルスの感染力をなくす効果があるとの研究結果が得られたと明らかになりました。28日付上毛新聞が伝えています。

《詳細》

草津町の依頼で、地元群馬大学発のベンチャー企業「グッドアイ」が調査。新型コロナウィルスの遺伝子を改変し、「細胞内で活動すると光る」ようにすることで、感染力のあるウィルスの量を判定できるようにしました。

実験では、このウィルスを水道水、草津の湯畑源泉、硫酸酸性水に数十秒ずつ入れ、それぞれの液体を薄めて細胞を培養。その発光量を調べました。

感染力を失う「不活化」は、水道水ではほとんど見られませんでしたが、湯畑源泉に入れたものは90%以上が不活性化し、硫酸酸性水では70~80%程度が不活化しました。同社は今後、「どんな成分が不活性化効果をもたらすのかを含め、研究していく」としています。

草津町は、湯畑源泉を使った手洗い場を整備する予定で、感染予防に役立てる構え。他の源泉でも同様の効果が得られるか、引き続きの調査を依頼する予定です。

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