2021年2月号記事
地域シリーズ 東京
「大悟」から40周年、救世の歩み
幸福の科学は東京で始まった
大川隆法・幸福の科学総裁の「大悟」から、2021年で40周年を迎える。
東京で産声を上げた、「幸福の科学」の歩みを振り返ってみたい。
(編集部 河本晴恵)
世田谷区 松原
「霊界は実在する」ことの衝撃
歴史上の宗教家や聖人は、「霊的に目覚める」、つまり「天の声を聞く」ことをきっかけに、教えを説き始めている。有名なのが、仏陀・釈尊の例だ。菩提樹の下で悟りを開き、心の教えを説くようになった。
大川隆法・幸福の科学総裁にも、宗教家としての始まりの時があった。それが、高級霊界からの通信を受けた「大悟」だ。この「大悟」なくして、大川総裁が宗教家として立つことはなかった。
霊界は本当にある
大悟の時が訪れたのは、東京大学を卒業する間際のことだった。
「一九八一年三月二十三日、春の陽射しがやわらかい午後…(中略)…突然、自室の中に目に見えないものの気配を感じました。そして誰かが自分に話しかけようとしているという気持ちに打たれ、急いでカードと鉛筆を用意しました。すると、鉛筆をもつ私の手が、まるで生きもののように動きはじめ、『イイシラセ、イイシラセ』とカードに何枚も書きはじめたのです」(『太陽の法』)
この時、最初の通信を送ってきたのは鎌倉時代の僧侶・日蓮の弟子である日興だった。間もなく、日蓮の通信も始まったが、これは日蓮宗の再興運動ではなかった。その後、空海、孔子、ソクラテス、そしてイエス・キリスト、仏陀が次々と降臨したのだ。
幼少期から、あの世や霊、神仏の存在は信じていたが、「本当に存在する」ことを自らの身で知ったのは、大きな驚きだったという。